グローバル変数ダイアログで動的値の変数はローカル変数と呼ばれています。ローカル変数はデバイスに関連した、およびプロジェクトに関連した情報を含み、プロジェクト実行中に変更できます。例えば、デバイスの向き変数は、ユーザーがデバイスを持つ現在の向きにより変化します (下のデバイスの向き変数の説明を参照)。
現在のコントロール (下記参照) の情報を含む変数は、現在使用されているコントロールおよびノードの異なるアスペクトを参照するために使用できるため特に役に立ちます。現在のコントロールとノードを識別できることにより、条件付きの処理を行うことができます。例えば、 $MT_ControlNode 変数はどのノードがプロジェクト実行時に現在のノードかテストする際に使用でき、また、これを基に他のノードを探すこともできます。$MT_ControlValue 変数は現在のコントロールに関連したノードの内容を含んでいます。
メモ: | 変数の完全なリストと詳細に関しては、 グローバル変数 ダイアログを参照してください。 |
説明
MT_Portrait と MT_Landscape の値は true() または false() と設定でき、プロジェクトの実行中に変更することができます。デバイスの向きに合わせ、ページまたはコントロールのプロパティを変更する際に使用することができます。
MT_Portrait
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true() | false()
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MT_Landscape
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true() | false()
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説明
変数はそれぞれデバイスのビューポートの幅 (X ディメンション) と高さ (Y ディメンション) を示します。X ディメンションの値は、 Y ディメンションと同様、向き (縦長/横長)と共に変更されることに注意してください。ビューポートはデザインコンポーネントが描かれるスクリーンのエリアです。ボタンのある上または下のバーを除いたスクリーンのエリアです。Web ブラウザークライアントでは、 $MT_CanvasX と $MT_CanvasY 変数は MobileTogether Client アプリが表示されるカンバスのディメンションを与えます。(これは、ブラウザーウィンドウのディメンションからタイトルバー、リボン、ステータスバーおよび他のサイドバーを引いた数値です)。これらの変数の値は、ピクセルの値で、( MT_DeviceHeight と MT_DeviceWidth) によりそれぞれ返される)デバイスの高さと幅ディメンションより小さくなくてはなりません。iOS デバイスについてのポイントとピクセルを参照してください。
MT_CanvasX
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ピクセルで表示される長さの値としての幅
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MT_CanvasY
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ピクセルで表示される高さの値としての幅
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長さを定義するプロパティのためのピクセルの値を入力すると、 iOS デバイスで表示する際には、これらの値は、ビューポート座標スペース内でポイントとして読み込まれます。 ビューポート座標スペースは、デザインコンポーネントが描かれ、ポイントがこのスペース内で長さの単位として使用されているカンバスです。ここで使用されるポイントとは、一インチの 1/72 に等しい単位ではありません。iOS デバイスは自動的に ビューポイント座標スペース のポイントを デバイス座標スペース内のピクセルに自動的にマップします。iOS デバイスの解像度、または、使用されるユニットに関わらず、 (ビューポート値からデバイスの値に) 値をこのようにマップすることにより、デザインコンポーネントは、両方のキャンバスに対して同じリレーションシップを同じサイズで保つことができます。
MobileTogether Designer では、$MT_CanvasX と $MT_CanvasY 動的変数を使用して、現在のビューポート(キャンバス) を確認し、これらのディメンションに相対的な長さを取得することができます。 (iOS デバイスのためには、これらの変数により返される値は、次の通りです: (適切な変換の要素を使用して)現在のデバイス座標スペース の ピクセル ディメンションは、ビューポート座標スペース内で値を示すために変換されます。これらのポイントはデザイン内で表示されるためにピクセルとして数値で変数により返されます)。例えば、イメージをビューポートの幅の半分にする場合、 $MT_CanvasX * 0.5 に同等のピクセルセルを与えます。このイメージの幅のための XPath 式 は concat($MT_CanvasX * 0.5, 'px') です。
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説明
これらの変数は Web ブラウザーと Windows アプリデバイスのみに適用することができます。ユーザーは(デスクトップアプリ内でウィンドウのサイズが変更できることと同様)ブラウザーウィンドウと Windows RT デバイスのアプリウィンドウのサイズを変更することができます。$MT_WindowHeight と $MT_WindowWidth 変数は、 MobileTogether Client アプリが実行されるウィンドウの高さと幅を有します。ブラウザー内では、これらの変数はブラウザーウィンドウの高さと幅を与えます。(ブラウザー内では、$MT_CanvasX と $MT_CanvasY 変数により与えられる(ブラウザーウィンドウのディメンションからタイトルバー、リボン、ステータスバーとサイドバーを引いた値である) MobileTogether Client アプリのカンバスが表示されます )
MT_WindowHeight
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ピクセルで表示される長さの値
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MT_WindowWidth
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ピクセルで表示される長さの値
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説明
これらの変数は現在のコントロールと関連したページソースノード(コントロールのソースノード)に関連した情報を含みます。これらの変数の値は、現在処理されているコントロールにより変化します。例えば、 $MT_ControlNode 変数は、関連したノードが変更すると現在のコントロールが変更されため異なる値を持ちます。(スペースおよび水平線コントロールなどの、コントロールの一部は、ソースノードを持ちませんが、チャート コントロールなどの他のコントロールは 関連したノードのコンテンツとして XML 値を持つことに注意してください。)
$MT_ControlNode 変数は、ソースツリーノードへのポインターです。以下のようなテストのために使用することができます: $MT_ControlNode/localname()="first".
これらの変数は、コントロールの値に基づいてコントロールのプロパティを変更する際に役に立ちます。例えば、エラー発生時、 $MT_ControlValue 変数はラベルの背景色を赤に変更する際に使用できます:if ($MT_ControlValue = 'NaN') then '#FF0000' else '#FFFFFF'。
MT_ControlKind
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文字列としてのコントロールの種類例: ラベル
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MT_ControlName
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文字列としてコントロールに与える名前¥
例: ラベル-1
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MT_ControlNode
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コントロールのソースノードである XML ノード
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MT_ControlValue
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コントロールのページソースリンクノードの値
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MT_ControlValueBeforeChange
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コントロールのページソースリンクノードの前の値、ノードまたはノードが編集される前の値
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メモ: $MT_ControlValue 変数は、コントロールの Visible可視、 XPath から値を取得 および テキストプロパティの値の生成には使用することができません。これらのプロパティの値のために使用される場合、検証エラーが生じます。
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この変数はオーディオの再生イベントのために定義されたアクション内でのみ使用することができます。イベントをトリガー下オーディオのチャンネルの番号 (1 から 5) である整数を有します。
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DB 実行アクションの最後の実行の XML 結果。DB 実行アクションにはすべての SQL ステートメントが使用できます。ですから、アクションの実行は、 DB空のデータ、 ブール値、計算の結果などを含む多種の XML データを取得することができます。
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現在のワークフローの実行中に ページ がロードされる初回の場合、true() に設定する。
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動的な変数 $MT_GeolocationMapMarker にはクライアントのユーザーにより最後にクリックされたマーカーの情報が含まれています。変数内に含まれているこの情報は XPath マップコンストラクトに以下のサンプルで表示されている書式で保管されています:
map {
"id":"vie",
"geolocation":(48.2143531, 16.3707266),
"title":"Vienna",
"text":"Altova EU"
}
XPath マップコンストラクトから値を取得するには、以下のような XPath 式を使用します: map:get( $MT_GeolocationMapMarker, "id" )。この特定の式は id キーの値を返します (すなわち、マーカーの id がクリックされたことを意味します)。
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新規の MT_MeasureControls 変数は 測定コントロールの アクションの結果を保管します。
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この変数はサーバーの接続エラー時 イベントをトリガーしたアクションスタックを含む文字列のシーケンスです。アクション名を変更することができるため、この編集はデバッグのみに使用されることが奨励されます。
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動的な列を含むテーブルが生成されると、この変数には、現在の列のコンテキストノードが含まれます。これは動的な行および動的な列を含むテーブルと作業する場合必要不可欠です。このようなテーブルでは、セルのコンテンツが動的な行に関連した要素のコンテキスト内で定義されます。行コンテキスト内では、MT_TableColumnContext 変数が使用され、現在の列と関連する要素が検索されます。この変数の使用例に関しては、次のセクションを参照してください:「テーブル | 動的な列」。
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この変数は ノードの更新、 ノードの挿入、または ノードの追加 アクションのターゲット ノードを識別します。この変数は、更新された値、および、新しいノード プロパティをターゲット ノードに応じて生成するために使用することができます。どの様に変数を使用することができるのかそれぞれのアクションの説明を参照してください。$MT_TargetNode は DB 実行 アクションおよび ロード時に存在することを確認 (Xpath) コマンドにも使用することができます。
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現在ログインしているユーザーのロールです。ロールは MobileTogether Server 管理者によりユーザーに割り当てられ、MobileTogether Server から取得することができます。
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