XMLSpy XML エディターには視覚的な XML 差分ツールが搭載されており、インテリジェントな、XML を意識した方法で、XML ドキュメントやディレクトリの比較とマージを簡単に行うことができます。
XMLSpy XML 差分/マージエンジンは完全なカスタマイズが可能です。例えば、エンティティの解決を指定することができ、また名前空間プレフィックス、空白スペース、CDATA、処理命令、コメントまたは属性/子要素の順序、差異の可視化の無視の有無を指定できます。
更に、 2つまたは3つのファイルのXML のテキストの差異を比較することができます。
XML の性質は、以下の重要なシナリオではテキストのみの比較ツールでは期待に達しません:
- この違いにより ドキュメントのコンテンツに影響を与えることが無い場合でも、 通常の差分ユーティリティでは、XML インスタンスドキュメント内にあるすべてのコードが変更されたと認識するでしょう。XMLSpy XML 差分ユーティリティはこのような変更に対して適切に対処します。
- XML の処理系は、 要素内に出現する属性の順序を考慮しないため、XML 属性の順序は意味のないものとなります。XML を意識しない比較ツールでは、属性の順序すべてを差分として検出するのに対し、XMLSpy ではこのような属性の順序をインテリジェントに無視します。
- 子要素の順序が無効な場合、 XML 内に差分が生じます。例えば、全てのコンポジターを利用してスキーマがリレーションシップを定義する場合、子要素の順序は重要ではありません。通常の比較ユーティリティではこのような違いが検知されてしまう一方、XMLSpy の XML 差分ユーティリティでは、このような違いを無視するように指定することができます。
- XML プロセッサーではランタイムにてエンティティの解決が行われるため、XML ファイルが変更されていない場合でも、エンティティの定義が変更されることで、異なる XML ファイルとなる場合もあります。通常の差分比較ソフトウェアでは、このような変更が検知されることはありませんが、XMLSpy ではそれが可能です。
