MobileTogether のオーディオの録音機能を使用することにより、クライアントデバイスのオーディオの録音アプリからオーディオが録音されクライアントデバイス上のファイルに保存されることができます。
オーディオの録音は、 オーディオの録音 (開始) アクション を使用して開始され、 オーディオの録音 (停止) アクション を使用して停止されます(下のスクリーンショット参照) 。詳細に関しては、 オーディオの録音アクションの詳細 を参照してください。通常各オーディオの録音アクションは、ボタンクリックなどのコントロールイベントに割り当てられます。イベントが発生すると、オーディオの録音アクションがトリガーされます。例えば、1つのボタンが録音の開始に使用され、他のボタンが録音の停止に使用されます。エンドユーザーが録音が開始されたページから移動した場合、または、ソリューションが中断された場合オーディオの録音は停止されます。
オーディオの録音機能は、以下のように動作します:
•オーディオの録音の開始 アクションがトリガーされると、 デバイスの録音アプリが開始され、アクション内のファイル名にオーディオの録音が開始されます (上のスクリーンショット参照)。このファイルはクライアントデバイス上に存在する必要があります。
•各オペレーティングシステムのために使用するエンコーダー (コーデック) を指定することができます。この設定を空白にすると、各デバイスのデフォルトのコーデックが使用されます。Android システムに対しては、録音されるファイルのファイルフォーマットを指定することができます。
•録音されるファイルの録音時間の長さとファイルサイズを指定することができます。これらの制限のうちの1つに到達すると、録音は停止され、完了したものと解釈されます。
•録音のサンプリング速度とエンコードビット速度を指定することができます。これらの設定を空白にすると、デフォルト設定の録音コーデックが使用されます。ユーザー自身の設定を指定する場合は、オーディオのエンコード基準またはエンコーダー仕様を確認してから行ってください。
•オーディオの録音の停止アクションはそのページで開始されたオーディオの録音アクションを停止します。
メモ: | オーディオの録音中にエンドユーザーがページを移動すると、または、 ソリューションが中断される場合、録音は停止されます。2番目の録音アクションが最初のアクションの実行中に開始されると、最初の録音アクションは停止されます。これは、最初の録音アクションが中断されたものとして解釈されるためです。 |
メモ: | 特に iOS デバイスでの再生の状態に影響をもたらすため、オーディオは、オーディオまたはビデオの再生中に録音することを控えてください。 |
オーディオの録音は各ページで定義されます。以下の2つのイベントを使用することができます: オーディオの録音エラー時 と オーディオの録音の完了時 。これらのイベントのために定義されたアクションは、ページのすべてのオーディオの録音に適用されます。これらのイベントは(i) オーディオの録音 アクションプロパティ の追加ダイアログボタンをクリック、または (ii) デザインを右クリックして、ページオーディオのアクションを選択することで実行することができます。各イベントのために、実行されるアクションを左側のアクションペインからイベントタブにドラッグアンドドロップすることにより定義することができます。
•オーディオの録音エラー時: 可能なエラーは以下の通りです: ファイルの不足、ファイルフォーマットエラー、録音の中断など。MobileTogether XPath 拡張関数 mt-external-error を使用してエラーに関する情報を取得することができます。イベントのためにアクションが定義されている場合、これらのアクションが実行されます。それ以外の場合はエラーがメッセージボックスに表示されます。
•オーディオの録音の完了時: オーディオの録音はファイルのサイズの最大値 (ファイルサイズの最大値)、または録音時間の最大値(録音時間の最大値)に到達すると終了します (上のスクリーンショットを参照)。
次のオーディオの録音に関連した MobileTogether XPath 拡張関数 を使用することができます:
•mt-audio-is-recording() を xs:boolean として
XPath 式内のこの関数を使用することができます。例えば、アクションが現在録音中かどうかの条件に従い処理を指定することができます。